林動物病院

〒411-0816 静岡県三島市梅名97-5

# 111 : 犬の子宮蓄膿症摘出手術 / 【1歳3ヶ月の子宮蓄膿症】

1歳3か月のフレンチブルドッグちゃんが、「食欲がない」「元気がない」「昨日からおりものが出ている」とのことで来院されました。

若い年齢ではありましたが、症状から子宮の病気も否定できなかったため、腹部超音波検査(エコー検査)と血液検査を実施しました。

エコー検査では、左側の子宮内に液体が貯留している所見を認めました。

また、血液検査では炎症反応が著しく上昇しており、子宮蓄膿症と診断しました。

子宮蓄膿症は、放置すると敗血症や子宮破裂を引き起こし、命に関わることもある病気です。そのため、緊急で卵巣子宮摘出術を実施することとなりました。

子宮蓄膿症摘出手術

開腹すると、エコー検査で確認された所見と同様に、左側の子宮内に液体の貯留を認めました。

定法どおり卵巣および子宮を摘出し、手術は無事終了しました。

術後は食欲や元気も徐々に回復し、順調に退院することができました。

まとめ

子宮蓄膿症は一般的には中高齢の未避妊犬に多い病気ですが、今回のように1歳3か月という若い年齢でも発症することがあります。

「まだ若いから大丈夫」と思わず、

  • 食欲がない
  • 元気がない
  • おりものが出ている
  • お腹を痛がる

このような症状がみられた場合は、早めの受診をおすすめします。

 

獣医師:林 敬明

本内容は2026年6月時点の情報です