林動物病院

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# 113 : 猫の膝蓋骨内方脱臼整復手術 / 【1歳のベンガル・左後肢の跛行に対して手術】

今回の症例は1歳のベンガルです。

「左後肢をかばって歩く、跛行がみられる」とのことで来院されました。

検査の結果、左右両方の膝に膝蓋骨内方脱臼が認められました。

膝蓋骨内方脱臼とは

膝蓋骨とは、いわゆる「膝のお皿」のことです。

通常、膝蓋骨は大腿骨にある溝の中を上下に動きますが、膝蓋骨内方脱臼では、この膝蓋骨が正常な位置から膝の内側へ外れてしまいます。

犬で比較的よくみられる疾患ですが、猫にも発生します。

症状としては、

・後肢をかばって歩く
・突然足を挙げる
・歩き方がおかしい
・ジャンプを嫌がる
・膝関節に痛みが出る

などがみられることがあります。

【術前レントゲン写真】

今回は両側に膝蓋骨内方脱臼(黄丸、赤丸)が認められましたが、跛行の症状がみられていたのは左後肢でした。

そのため、症状や膝関節の状態を総合的に判断し、左膝のみ手術を行いました。

膝蓋骨脱臼整復手術

膝蓋骨が本来あるべき位置で安定して動くように、膝関節の状態に合わせて整復手術を行いました。

膝蓋骨脱臼の手術では、脱臼の程度や骨格、膝関節の状態に応じて、複数の手術方法を組み合わせることがあります。

今回も、膝蓋骨が正常な位置で安定することを確認して手術を終了しました。

【術後レントゲン写真】

今回は、膝蓋骨が本来の胃に出安定し江動くように、骨の位置を調整する手術を組み合わせて整復を行いました。

まとめ

今回は、左後肢の跛行を主訴に来院した1歳のベンガルの膝蓋骨内方脱臼の症例をご紹介しました。

レントゲン検査では左右両側に膝蓋骨内方脱臼が認められましたが、症状がみられていた左膝に対して手術を行いました。

猫でも膝蓋骨脱臼によって跛行や痛みが生じることがあります。足を挙げる、歩き方がおかしい、ジャンプを嫌がるなどの症状がみられる場合には、膝関節に異常がないか確認することをおすすめします。

 

獣医師:林 敬明

この内容は2026年8月時点の情報です