# 42 : 子犬の眼球摘出手術 / 【体重300gの手術】
眼球摘出の適応としては、重度の眼球の損傷、痛みと視力の消失をしている緑内障、眼内腫瘍、牛眼(眼球の突出した眼)などで一般的に行われます。
今回の症例です。眼球がかなり突出しているのがわかると思います。
眼球摘出手術
手術後の写真です。
皮膚は短期間型の吸収糸で縫合しているので抜糸が必要ありません。
摘出した眼球です。
眼球摘出手術は難易度が高い手術ではありません。
しかし今回は体重が300gとかなり小さいワンちゃんのため麻酔管理に注意が必要でした。
まとめ
『眼球を摘出する』という治療法は飼い主さんにとっては受け入れがたいと思います。
しかしワンちゃんや猫ちゃんは痛みから解放されますし、もう片方の視力が残っていれば日常生活は問題なく送れます。動物にとって一番良い選択肢を選んであげて下さい。
獣医師:林 敬明
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